2012年12月12日水曜日

緩和ケアは人権です!

治癒不可能な進行性の疾患がある場合に、痛みやつらさのケア(緩和ケア)を受けられることは、すべての人に保障されるべき権利(a human right)であることを、各国の政府によびかける、EAPC(欧州緩和ケア学会)によるネット上の請願書運動が始まりました。
http://www.avaaz.org/en/petition/The_Prague_Charter_Relieving_suffering

これに同意された方は、ぜひ上記サイトにアクセスされてサインしてください。

ここに書かれている文面にあるように、緩和ケアの対象疾患は、癌のみではありません。
心疾患などの臓器不全や感染症(HIV/AIDSなど)も含まれます。

また、レベルの高い緩和ケアが広く提供されるようになるには、緩和ケアの専門医研修制度の整備が必須であることもここにはしっかり書かれています。当院では、4年前から緩和ケアフェローシップを立ち上げて、専門医養成教育にも力を入れてきましたが、その理由は真にこのためです。

EAPCの熱意に習い、私達も現場から緩和ケアの必要性を訴えていきたいと思います。

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