今週の院内レクチャーは、“終末期における鎮静” をテーマに扱いました。
教材は、緩和ケアフォローアップ研修会で用いられているものを使いました。
まず冒頭で、終末期の鎮静の治療やケアに関わったことがあるかどうか、と尋ねたところ、半数程度の聴講者が経験がある、と答えました。
医師、看護師、薬剤師らの多職種が集まり、症例について3回ほど、5分程度のディスカッションの時間をとって、症例ベースで患者の苦痛をどのように評価し、対応すべきか、また、鎮静が適応になるかどうか、について考えをまとめ、グループごとの意見を交換しました。
なお、この講義は、鴨川国保病院と安房地域医療センターにも中継され、この2施設の参加者とも
意見交換を行いました。
1時間の枠の中では、消化しきれないほどの多くの内容でしたが、参加してくださった皆さんにとって有意義な学びの機会になったでしょうか?
一方向性の講義ではなく、グループディスカッションの時間を設け、それぞれが意見を発表しあうような形式の方が、やはり参加者の学習意欲が刺激されますし、多職種間のコミュニケーション促進にとっても有益であると今回も実感できました。
今年度の院内レクチャーも、あと残り2回となりましたが、終盤戦も頑張りましょう。
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